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中国のエリート層がやっていることに驚いた。帰国子女化って知っていますか?

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私は京都大学に通っている学生です。京都大学には多様な国からの留学生が在籍していて、特にアジア圏からの留学生が全体の中でも多数を占めています。



以前、中国人留学生と話す機会がありました。彼が言うには、「中国のエリートたちは、自分の子供たちを帰国子女にさせている」とのこと。



どういうことか詳しく聞いてみると、帰国子女であることは学校のシステム面からも語学能力の面からも多大なメリットがあるので、お金に余裕がある本国の人たちは積極的に自分の子供たちを帰国子女化させたがるのだそうです。



さて、それでは今回は、中国の上位エリート層が行なっている帰国子女化についてお話したいと思います。まずは帰国子女のメリットからどうぞ。


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帰国子女であることのメリット


帰国子女とは、

「帰国した息子達・娘達」の総称。保護者の国外赴任などに伴って日本国外に一定期間滞在し日本に帰国した学齢期頃の男女を指す場合が多い。

つまり、留学などとは違い、両親あるいは片親と一緒に海外に渡り、そこで一定期間過ごした人のことを指します。



帰国子女は、海外で過ごしてきたことが評価されるので、受験、成績、就職、語学能力等でアドバンテージを得ることができます。


受験でのメリット


大学受験には一般入試、センター利用入試、AO入試、推薦入試に加え、帰国子女枠というものがあります。帰国子女枠は海外に数年間滞在したのち日本に戻ってきた生徒に、一般入試とは別の枠組で受験をさせてあげるという制度です。



センター試験や二次試験とはまったく違う試験を受けることにはなりますが、この帰国子女枠は一般入試に比べ難易度は低い、というのが定説です。



実際、私の身内に帰国子女枠で旧帝国大学理系学部に受かった人がいるのですが、そもそも理系に必要な範囲をカバーできていない、など学力面に関しては?な部分も多いと感じています。



また、帰国子女枠を目指す人向けの受験情報サイトでは、合格しやすい・一般入試より2〜3ランク上の大学に合格できる、と書かれていることが多いです。



要は、帰国子女は受験に有利ということです。まぁ、海外で何年も大変な生活を送ってきたことを考えると、むしろ試験もなしで良いのではとすら思ってしまいますが、とにかく帰国子女であることは受験の際に多大なメリットをもたらしてくれます。


学力面でのメリット


帰国子女であることの、学力面でのメリットは、まず現地語に堪能になること。また、インターナショナルスクールに通わせれば英語も堪能になることが挙げられます。



インターナショナルスクールとは

国際バカロレア資格を持つような国際的な教育を行っている学校や、所在する国や地域における外国人を対象にした教育を行っている学校

のことです。



インターナショナルスクールは海外からやってきた学生に英語のみを使って教育を行う機関です。世界のどこにいても等しく教育が受けられるように、話者の多い英語が使われているんですね。



つまり、インターナショナルスクールにいると日本を含め世界各国で英語授業が受けられるのです。



また、現地で生活をすることで現地語に常に触れるようになります。もちろん、親との会話などで自分の母国語も使う機会がやくさんあります。



こうして、海外に滞在する子供はインターナショナルスクール現地、親や本国という環境で、英語、現地語、母国語の3つの言語に触れることになります。



加えて、小学校低学年くらいの早い時期から語学学習を始めることで、3つの言語すべてのネイティヴスピーカーになることが期待できます。語学学習は始める時期が早いほど、ネイティヴに近づくと言われ、逆に中学生や高校生から始めても、あくまで外国人としては上手いところまでにしかたどり着けないというのが実情です。



帰国子女として本国へ帰るころには、3つの言語のネイティヴスピーカーとなる土台が出来上がっているので、それ以降の語学学習に大きなアドバンテージが得られます。


帰国子女化させるエリートたち


このように、帰国子女は学生である内も、それから卒業して働き始めてからも人より有利になる能力が身につけられます。



中国のエリート層はそのことをよくわかっています。小3の時点で日本に越してきて、インターに通わせ、中学生になったら帰っていく。そしてまた高校生になると帰国子女枠を利用して大学入学、語学力を活かして外資系に就職。なんていうのが王道だったりします。



もちろん中国だけに限った話ではないですが、子供を帰国子女化させるとたくさんメリットを受けられるようになるので、エリート層は自分の子供たちを海外に連れて行きたがるわけです。


ズルいけど合理的

私はこの話を聞いて正直ズルいと思ってしまいました。普通は真面目に受験勉強して、真面目に語学学習をしているのに、それがバカみたいに感じてしまいます。



しかもお金がたくさんある超上位層の人たちのみ実行できる手段だっていうのが何とも腹立たしいです。



ですが、帰国子女化は合理的であるとも思います。エリートは自分の子供たちにもエリートになってもらうために色々と手を尽くしています。例えば、日本でもお受験とか中学受験とかがその良い例ですね。帰国子女化はあくまでその規模が違うだけです。



ただこうやって、お金のある人たちが子供の能力を高くして、その子供たちがまたエリートになってお金を手にして、っていうループができてしまうのは、いかにも資本主義っぽい「富あるものにさらに富が集中する」感じで公平ではないと感じます。



すべての人が公平に学べる場は必要ですが、プラスアルファで学んでいる人たちはどう扱えばいいのか。私にはわからないです。


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最後に


最後に若干社会問題的な話になってしまいましたが、こういう方法もあるんだなぁと衝撃を受けたお話でした。


私も今からなれるのなら帰国子女になってみたいです。